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  • 時代小説・歴史小説が好きだ!

  • 投稿者:管理者
  • 投稿日:2010年 1月 9日(土)01時16分34秒
 
 「時代小説・歴史小説好き」とかいうと司馬遼太郎が定番だが、司馬遼太郎はギラギラと脂ぎった営利中心主義の大企業経営者の愛読書に取り上げられたり、中小企業社長の愛読雑誌「プレジデント」あたりで取り上げられることが多く、白けた気分になり、萎える。ビジネスモデルに取り上げられる歴史・時代小説でなく、純粋にストーリーを楽しみたい。
「私が好きな作家・作品」を取り上げてみんなで語り合いましょう。
 ちなみに私は、藤沢周平(月並みですが「用心棒日月抄」シリーズが好き、でも「密謀」はNHK大河「天地人」よりストーリーが深く感動も大きい。)、佐藤正美(「大君の通貨」は最高傑作だと思うが、「居眠り紋蔵」や「八州回り桑山十兵衛」も楽しめる。)、意外なところで浅田次郎(「壬生義士伝」も泣けたが、短編集の「五郎治殿始末記」もいい!)、そして極めつけは隆慶一郎(漫画「花の慶次」の原作「一夢庵風流記」が有名だが、最高傑作は未完の「死ぬことと見つけたり」に尽きる)だ。
 あなたの好きな小説を紹介して下さい!「時代・歴史小説」に限りません。但し、その良さも簡潔に紹介していただけると嬉しいです。
戦国武将好き、幕末好き歓迎!
 ちなみに、ミーハーですが、福井晴敏の自衛隊物妄想小説も大好きです。
私のお勧めは「6ステイン」。これがベストです。これを読めば、福井晴敏作品のストーリーの骨格が全て理解できます。

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sage

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  • 葉隠

  • 投稿者:管理人メール
  • 投稿日:2010年 1月16日(土)00時57分44秒
  • 返信
 
 旧日本陸軍将校の愛読書というか、半ば国に強制された推薦図書に、佐賀武士の武士道事例集のような「葉隠」がある。
 現在は岩波文庫から確か上・中・下の三分冊で出版されていたかと思うが、「武士道とは死ぬことと見つけたり」といった言葉が先行して危ない右翼思想書のように思われているが、実はこれほど面白いエンターテイメント書はないというのが私の感想だ(多少隆慶一郎の受け売りはあるが)。
 本書は、佐賀武士というのが(現代人から見たら)如何にばかばかしいことに命をかけていたかというエピソード集のようなものなのだが、私が大笑いしたエピソードとしては、次のようなものがある。

1.くしゃみをするときに口に手を当てない奴は下品だ。

そんなことを武士は一々気にしていたのかと思うと笑える。

2.同僚2人の囲碁の対局を傍らで見ている武士がいる。囲碁を打つ同僚の一人が一手を打った瞬間、これを傍らで見ていた男の顔が一瞬引きつった。
これを目にした一手を打った男は「俺の一手に文句があるのか!」と刀を抜く。これに対して見ていた男はこの囲碁をしている男に対して抜く手も見せず刀を抜いて返り討ちにしてしまう。
 落ちは、見ていた男には顔面神経痛の持病があり、たまたま、見ている最中に顔が引きつったというのである。
 まるでドリフのコントではないか。
他にも、エピソードは色々あるが、佐賀武士の生き様、死に様というのはこういうレベルで行われていたのかと思うと、大笑いできる一方「恥」が人生における最大の規範であった武士階級の悲しさを感じる。
比較的近世の文体なので、古文とはいえそう読むのに苦労はないが、とっつきにくい人には、隆慶一郎の「死ぬことと見つけたり」がお勧め。
個人的には、未完ながら(作者が執筆中に死亡したため)、隆慶一郎の最高傑作だと思う。隆慶一郎の代表作は「一夢庵風流記(「花の慶次」として漫画化)」「影武者徳川家康(漫画化、TVドラマ化されている)」等で、それぞれ面白いが、やはり「葉隠」をモチーフにした「死ぬこととみつけたり(上)(下)」が最高!読むべし。

http://www.justmystage.com/home/shinomiya



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